そのキスで、忘れさせて






……え!?




ぽかーんとして画面を見た。

画面の向こうの遥希は、相変わらず神妙な顔でこっちを見ていて。

再びフラッシュが舞い散った。





そして、



「はぁ!?」



どこからともなく、男性の声が聞こえる。



「遥希!お前、そんなこと……





その男性の声は途中で切れ、



「遥希君!ずるいよね、一人で会見して」



キラキラオーラに満ち溢れた声がする。




「僕たちみんな、君を応援しているのに。

君が一人だけ罪を背負おうとしても、僕たちが許さないよ?」




そう言って遥希の隣に現れたのは……

なんと、TODAYの四人だった。



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