【完】お前しかみてねーよ、最初から。




「…もし付き合ってたとして、

このまま気持ち伝えなくても後悔しないんだ?」





後悔って…。





「……でも今更手遅れだよ」



「そんなの関係ない」





強い口調で声を上げる夏海に思わず顔を上げる。





「気持ちを伝えるのに手遅れとかそんなのどうでもいいんだよ」




「……でも、… 」




「後悔してもいいの?」






夏海はジッと私を見据える。







「追いかけなかったら、手の届かないところまで行っちゃうんだから。


…今度はさくらが追いかける番だよ」





< 234 / 276 >

この作品をシェア

pagetop