【完】お前しかみてねーよ、最初から。




『障害物リレーに出る人は集合してくださ〜い!』





「あ、私行ってくる」






頭のハチマキをぎゅっと縛って、気合十分の夏海は走って行ってしまった。






しばらくその背中を見つめる。






“後悔してもいいの?”






さっきまで渚たちがいた場所に目を向ける。





渚と神崎さん以外いなくなっていて、

二人は仲良く楽しそうに話している。







…本当に後悔しない?



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