記憶のないお姫様


凛精の総長の上に乗っていたから、どいて、春の側に立つ。



そして、戸惑いながらお礼を言う。



春が私の制服の袖を引っ張る。


何事かと思い、春の方を見ると、



『ごめん。』



その動作を繰り返していた。



「その子なりに反省してるみたいだね?」


「あ、はい。」



凛精全員が側に来る。



「・・・屋上行こうか。」



確かに。その方がいいかも。



だって、ここじゃ、クラスの人達からもろに視せん受けてるし・・・。












凛精と屋上に向かう途中、階段を登っていた。



ーーーーずべっ!!


なんと、不幸なことに階段が濡れていた。



まぁ、皆、予想はあらかじめついたかな?



もちろん、転んだのは・・・春!!



・・・じゃなくて、私。



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