キミの瞳に
正反対





朝木君の家に上がった日は結局眠くもなかったのに少し眠ってしまった。







私が起きれば、ずっと朝木君は起きていた様子で…







「春は寝る時ちょっと口開けて寝るんだね」








なんて、とんでもない姿を披露してしまった模様です。








これからは朝木君の前で寝ないように気をつけないと…。





そんな私は今、1人で買い物中。






朝木君は何か用事があるようで、今度会うのは学校の日。






早く会いたいな…






そんなことを思っていると自然に口が緩む。







私、朝木君にベタ惚れだなあ…。








そう思った時…







「おい、そこのニヤけ女。


1人で表情コロコロ変えてキモイんだけど」








私の真横からそんな声が聞こえてびっくりする。







い…今のって私が言われた……!?







キョロキョロと周りを見渡してもすぐ近くに私以外人はいない。








恐る恐る声がした方を見る。






















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