失礼男の攻略法

なんだろうと思って、美希ちゃんをじっと見ると

「先生、最近変ですけど何かありました?」

さっきとは違って、ちょっと心配気に見つめられる。

「んー、何もないよー」

さらっと返事をしてみるものの

「いや、絶対変ですって!」

バンっと私のデスクを両手で叩きつけられてしまった。

「何年、先生のアシスタントやってると思ってるんですか!?最近、ぼーっとしてること多いわりに、コーヒーの量増えてるから体調が悪いってわけじゃないのも、わかってますよ!」

ちょっと頬を膨らませているのを見て、怒った顔もかわいいなんて羨ましいなって思いながらも、そこまで変だったか、と反省する。

「ゴメン」

「謝ってほしいわけじゃないんです。仕事が滞ってるわけではないので文句は言えないですけど、一応心配してるんです!」

怒りながらもカワイイことを言ってくれる美希ちゃんに

「ありがとう」

今後は感謝の気持ちを伝えると

「なんですか、急に」

びっくりされてしまった。
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