失礼男の攻略法

「堅苦しいのは終わり。気持ち悪いから、普通に話してよ」

その言葉に、期待で胸がドキドキしてしまう。それって、完全今はプライベートってことだよね。

私が会いたいって思うように、この人も私と会いたいって思ってくれたってこと?

都合よくそんなことを考えていると、オーダーしていたマンハッタンが届いた。

「取り合えず、乾杯」

グラスを持ち上げた失礼男に慌てて合わせるようにグラスを合わせた。なんとなくプライベートモードだということはわかったけど、何のために呼び出されたのかわからないので、グラスに口を付けながら失礼男の出方を伺っていると

「なぁ、まわりくどいの嫌いだから単刀直入に言うけどさ」

なんて言い始めた。これは、もしかして?と期待が最高潮に高まっていると


「うちで働かない?」


思ってもいなかった言葉が続いて、反応できない。ようやく、言葉を理解したけど出てくる言葉は

「え!?」

それしかなくって。
< 150 / 225 >

この作品をシェア

pagetop