失礼男の攻略法
「どうしたの?」
「私ももう26じゃないですか。そろそろ条件ドンドンさがってく一方だなって。飲み会でも、やっぱ若い子人気だし」
「そんなこと言いながら、今の彼氏がいいんでしょ」
笑ながらそう言ってみると、ちょっと不貞腐れたようにしながらも
「まぁ、私にはちょうどいいのかもなって」
はにかんでいる美希ちゃん。
「だって、たとえYGの御曹司と付き合えたとしても、田舎の公務員家庭の娘だと、結婚までこじつけるの大変じゃないですか。そこのリスクを考えると、今の彼氏、実家は土地持ちだけど企業勤めだから家柄そこまで気にしないでいいし、そこそこ贅沢な暮らしはできるかなって」
かなり現実的なことを言っている美希ちゃんだけど、きっと本心ではそれだけじゃないはず。だから敢えて意地悪を言ってみる。
「美希ちゃんともあろう子が、そこそこ、で満足できるの?」