ヒカリのように
シュル……
夏目は私のシャツを捲り上げると腕にある傷やお腹にある傷を手当してくれた。
そして顔の傷も手当してくれた。
「………ありがと」
「………ああ」
でもやっぱり夏目は怒っている。
なんで怒ってるんだろう。
「………勝手に傷、作ってきてんじゃねぇよ」
じっと夏目をみていると、夏目はそう言って私の頭を撫でた。
ああ、そういう事。
「………ごめん」
そして今度は私が夏目の頭を撫でた。