大切なもの【完結】
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「彩香、髪の毛やってあげるよ」
お姉ちゃんがコテを持ってあたしの部屋のドアを開ける。
「ありがとう!」
「楽しい誕生日してほしいからね。あとあたしの服貸そうか?」
「いいの?」
「かわいい妹のためだもの」
お姉ちゃんがあたしの髪の毛に触れる。
お姉ちゃんに髪の毛を触れられる瞬間が昔からすごくすきこんだよね。
お姉ちゃんの手は魔法の手みたいで
鏡の中の自分がどんどん変わっていくのが楽しいんだ。
「郁人くんとふたりきりでなにあるのかなぁ?」
なんてお姉ちゃんまでもニヤニヤし出す。
「もうー!みんなしてそればっかり」
「ふたりきりなんて怪しい匂いぷんぷんだもーん」
「あるかもだけど大丈夫!」
お姉ちゃんに向かって笑顔を向けると
「服!持ってきてあげる!」
そう自分の部屋へ戻っていく。
「彩香、髪の毛やってあげるよ」
お姉ちゃんがコテを持ってあたしの部屋のドアを開ける。
「ありがとう!」
「楽しい誕生日してほしいからね。あとあたしの服貸そうか?」
「いいの?」
「かわいい妹のためだもの」
お姉ちゃんがあたしの髪の毛に触れる。
お姉ちゃんに髪の毛を触れられる瞬間が昔からすごくすきこんだよね。
お姉ちゃんの手は魔法の手みたいで
鏡の中の自分がどんどん変わっていくのが楽しいんだ。
「郁人くんとふたりきりでなにあるのかなぁ?」
なんてお姉ちゃんまでもニヤニヤし出す。
「もうー!みんなしてそればっかり」
「ふたりきりなんて怪しい匂いぷんぷんだもーん」
「あるかもだけど大丈夫!」
お姉ちゃんに向かって笑顔を向けると
「服!持ってきてあげる!」
そう自分の部屋へ戻っていく。