先輩…好きです。

Tomoki side ...




今日は入学式。
だるいけど欠席にはなりたくなかったから仕方なく学校へ向かった。

俺はいつもと同じように音楽を聴きながら携帯をいじって歩いていた。

「キャッッ」

バタッ・・・。



ん?
今何かとぶつかったような…

ふとそう思って下を向くと
女の子が倒れていた。

「ごめんね。大丈夫だった?」
俺はとっさに女の子に声をかけた。

「だ、大丈夫です。」
そう言って彼女は顔を上げた。

・・・!!!!

俺はびっくりした。
彼女は芸能人顔負けの要旨だった。
こんな美少女は見たことがない。
俺は初めてドキッと感じた。



これが彼女、、、桜との出会いだった。



「おい、どうしたんだよ。」
寝坊した和樹が走ってきた。

「「あっ、和樹」」
同時に2人は顔を見合わせた。

え??
この子和樹と知り合いなの?
どんな関係?まさか、、、、和樹が彼氏とか?
でも和樹からそんな話は一回も聞いたことがない。
俺はそんな不安でいっぱいだった。

「和樹、この子知り合い?」

俺は無意識にこんな質問をしてしまった。


「こいつ?こいつは幼なじみの腐れ縁。」

「ちょっと~腐れ縁って何よ~」
私はムスッとした。


この子こんな顔するんだ、、、
和樹だけなのかな、
俺にも笑顔向けてほしい。
最初はこれが恋だなんて、一目惚れなんて俺は気づいていなかった。

だって俺は、、、


恋をしたことがないんだから。



「そっか、よろしくね?(ニコ)
 ええと、、、お名前は?  」

俺はこの子と仲良くなりたい。
そんな気持ちでいっぱいだった。

「ひ、姫宮、さ、桜です、、、//」

この破壊力、、、、
ほんとに可愛い。

和樹はこの子、、、桜ちゃんの笑顔をずっと守ってきたんだろうな。


この時、俺は桜が抱えている闇を過去を何も知らなかった。



「じゃあ、よろしくね。桜ちゃん。
 俺は和樹と同じクラスなんだ。じゃあ和樹、先に行ってるね。」


俺はそう言ってこの場を立ち去った。
和樹と桜ちゃんが一緒にいるところを見たくなかった。

くっそ、、、
これはなんなんだ。
病気か?


俺はそんなことを考えていたから和樹が俺の異変を感じていることをまだ知らなかった。


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