絶対好きにならない
今は、唯翔と喧嘩してしまって。
別れられるかも、なんて思うと
急に不安になったり・・・
唯翔のことになると途端に何もかも
上手くいかなくなる。
「はぁ〜・・・」
「胡桃ちゃん?」
「ん?」
「どうしたの?大きなため息ついて」
えっ・・・!?
私、ため息ついてたの?
全然記憶にないんだけどなぁ。
「ううん、なんでもない」
誤魔化すように少し笑いながら言った。
唯翔のこと考えてた、なんて言えないし・・・