絶対好きにならない
「胡桃ちゃん、ちょっとアイツ
借りていい??」
・・・あ、アイツ??
「北條くん??」
「そう」
「どうぞどうぞ」
「ありがとう」
全然持って行っていいよ・・・っていうか、逆に持って行って欲しいくらいだよ。
仲良く肩を組んで、楽しそうに笑いながら教室を出ていった。
周りには女子が群がって黄色い声が飛び交う。
はぁ・・・。
入れ代わり立ち代わりで、なぎちゃんが戻ってきた。
「あれ?いなくなってない?」
私の隣の席を指さしてなぎちゃんが言った。