お帰り!フランス人の王子様
私はガバッと起き上がって
振り返った。
「そ、そうなの?!」
「当たり前なー。リリーが大好きだから」
私、この前まで彼氏いない歴=年齢の
超干物女で、
そういうことは一切経験もなく
漫画やドラマで架空経験したくらい。
そもそも、こういう話をすることすら
免疫がないし、たじたじなのに…
「やってもいいの?」
王子は慣れたようなこの表情!
この反応!
このドリンク無料で飲んでいいの?
みたいな軽いのりで!
「え、え、えっと、私は初心者で…
若葉マークです」
よかった、部屋が暗くて。
多分私は顔がゆでダコ状態。
「しょ…何?わかばな?何?」
「若葉マークです」
「何のマークか?」
「初めてのマーク…です」