お帰り!フランス人の王子様

*ピリリリリリリ…

何とも素敵な時間を過ごし、
幸せな気持ちで眠っていたと言うのに、
朝はいつも通りやってくる。

「…うーん」

開かない目を無理矢理開いて、
枕元で転がっていたルイのスマホを見る。

-4:00am
え?なんで?
なんで、4時にアラーム鳴るの?
六時に起きるって言ったのに!

「ちょ、ルイ!早すぎ」
ルイはと言うと、ああ気持ちのよい朝を迎えた、
という雰囲気で優雅に伸びをしている。

「リリー、声大きい。
両親に見つかる」

は!そうだった!私たちはこそこそ、
ここでそういうことして寝たんだったわ。

「ご、ごめん。それより、
なんでこんな早く起きるの?!(小声)」

ルイは平然と「荷物のチェック」と言うと
何食わぬ顔でスーツケースを開く。

いや、荷物は昨日ちゃんといれたし、
チェックに何時間もかからないのに。

私は自分の部屋にこっそり戻って、
二度寝した。
これがいけなかった…

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