マ王の花嫁 
ライオネル様に会いたい。
そして、私が持つ能力の一つである予知夢の事、何度も見てしまう、ライオネル王が刺されて死んでしまう夢の事を話したい。
少なくとも王は、私が予知夢を見る事くらいは信じてくれると思う。

でも。
そうすると、私がライオネル王を刺してしまう事も言わなければ・・・。

私は、雲一つない青い空を仰ぎ見た。

決断をしなければ。
ライオネル様のことが好きなら、私は・・・。

再び前を見た私は、細く息を吐いた。
そして、自分を奮い立たせるように両手をギュッと握って離すと、また歩き始めた。

< 305 / 400 >

この作品をシェア

pagetop