マ王の花嫁 
「王妃様?」
「エイリーク、あなた、知って・・・」
「知っているというより、僕はあの娘から殺気を感じただけです。そしてライオネルは真実を知りたがっている。王妃様の口から真実を話してもらいたがっている。だから、ライオネルはまだ死にません。もちろん王妃様もまだ死にません。大丈夫ですよ、王妃様。大丈夫だと思いましょう」とエイリークに言われた私は、ただ頷くことしかできない。

「王妃様、あと少しで避難先に着きます。行きましょう」
「・・・分かったわ」

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