恋のお勉強はじめました!〜まずはキスから〜
「あ・・」

言いかけた私の視線に男が振り返る。

「あいつ?キミをフった悪い男って。」

ほのかはうなづいて、拳を握りしめた。

泣きそうだ。

こんなに遠くでも、あの姿を見ただけで・・

こんなに感じる。

すごく好きだったってー

「悪いやつだな、、キミにこんな顔をさせるなんて・・退治してやろう。」

「え・・」

ほのかが何かを言う前に男は、阻むようにほのかの前に立った。

それから、息を上げながら追いついた嵐さんが・・言った。

「ほ・・ほのか・・木下から聞いて・・」

木下・・?
ああ、店員さんか・・?

「説明させてほしい・・。」

「・・別に話すことなんて・・ないです・・」

そう呟いて、顔を伏せた。
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