恋のお勉強はじめました!〜まずはキスから〜
「誰かと思えばInfinite possibilitiesの社長じゃないか、悪い男ってお前か。」

ほのかの前に立つ男が見知った様子でそう言うと、嵐は苛立ったように答えた。

「何であんたがここにいるんだ。」

「何でとはご挨拶。」

・・え?

知り合い?

ああ、同じビルの中で働いてる人だもんね・・

あ、っていうか嵐さん今日スーツだ。

スーツ姿も・・

いやいやいや!
素敵とか、何考えてるんだ!

「どけよ、不知火。お前には関係ない。」

不知火、それがこの人の名前?

「やだね。」

「どけ。」

「女の子泣かすようなやつに脅されてもビビりませんけど?」

「ほのか・・」

そんな、申し訳なさそうに言ったってダメなんだから・・!

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