ホームランを胸に ファースト
佐藤くんは黙り込んでしまった。

「あの...私帰るね。明日ね。」

私は帰ろうとバックを肩に掛けた時佐藤くんに腕を掴まれた。

「えっ?」

「僕...涼の事が大好きなんだ!」

「さ、佐藤くん?」

「付き合って下さい。」

私はこんなに真剣に告白をしてもらった事が無くて凄く迷った。でも、私には...

「私は...あの」

「涼!」

葵が走って来た。

「葵...どうして」

すると、佐藤くんが怒りだした。

「お前なんなんだよ!俺は返事貰おうとしてるのに...邪魔なんだよ!」
< 14 / 176 >

この作品をシェア

pagetop