ホームランを胸に ファースト
教室に戻ると葵があたしの席に座っていた。

「葵...あれほんと?」

「当たり前だろ?嘘であんなこと言うかよ」

「でも、私は葵のこと好きと言うか...友達としてで。ごめっっ...ん!!!!!」

私は葵にキスされていた。

「今はどうでもいい。俺が絶対好きにさしてみせるから」

「ほんと?」

「ホントだよ。」

最近、葵にドキドキすることはあったけど恋を知らない私は不安で言えなかった。

「...」

「涼、俺を男として見てほしい。」
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