ホームランを胸に ファースト
梨花が出ていき図書室が静まり返った。

「涼、泣いてたよな?大丈夫か?」

知ってたんだ。あんなに言い合いしてたのに私を気にしててくれたんだね。

「大丈夫だよっ!ありがとうっ!」

私は葵に抱きついた。

「なんだよっ俺の愛が欲しくなったか?」

「うんっ」

私はその後4人で帰った。

今日は葵が私を凄く大切にしてくれてるのを実感した日だった。

次の日からはまた今まで通りの生活が始まった。

部活にもちゃんと行けるようになり、梨花とも友達として話せるようになった。
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