ホームランを胸に ファースト
放課後

「涼~大丈夫だった?」

菜花先輩が私に駆け寄ってきてくれた。

あれから寮先輩とは上手くいっているらしい。

「菜花先輩!大丈夫ですっ心配掛けてすいません。」

「良かった。葵とは大丈夫そうだねっ」

「葵がいつも助けてくれました。私のヒーローです。」

「そっか...私のヒーローって誰だろーな」

菜花先輩が少し声を大きくして言ったので周りを見ると...

「そりゃ俺だろ!」

「寮先輩!!」
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