海の音〜第二章〜


やめて。やめて。海!ダメよ!

そう思うのに、止められない。
今ままでは、何度死にたいと思っても行動出来なかったのに。
奏多さんのあの声を聞いてしまって、自分は完全に必要のない存在なんだと思い込んでしまう。

いつから私はこんなに弱くなったの…?


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