最後の恋
人様のものには惚れないなんて言っておきながら、一ノ瀬君は人様の婚約者。
婚約者から見れば私は嫌な女?それとも可哀想な女…なのかな……。
彼からは婚約者のことを何も聞かされていないとは言え、既に知っているのだから言い訳は出来ない。
それに陽奈から聞いたその話がただの噂話ならまだ良かったけど、その話の出所が陽菜の担当する常務からだった。
陽奈の担当する常務は、セクハラパワハラのあの常務とは別人の信頼のできる上司でもある。
矛盾する自分の気持ちに蓋をするように、私はタケと笑いながら夜の街を歩き一軒のお店に入った。
向かい合い綺麗に泡のたったジョッキをカチンと合わせると、タケは最初の一口を半分ほど一気に飲み干した。
「プハー、やっぱ仕事終わりの一杯は最高だよな!」
昔と変わらない笑顔に、私の心も棘が削がれるように少しだけ癒された。
「タケの好きな焼き鳥も種類が多くて迷うよね。」
「とりあえず、迷った時はコレだな。今日のオススメ3種盛り。」
2人でメニューに載っている美味しそうな写真を見ながら注文を済ませた。
婚約者から見れば私は嫌な女?それとも可哀想な女…なのかな……。
彼からは婚約者のことを何も聞かされていないとは言え、既に知っているのだから言い訳は出来ない。
それに陽奈から聞いたその話がただの噂話ならまだ良かったけど、その話の出所が陽菜の担当する常務からだった。
陽奈の担当する常務は、セクハラパワハラのあの常務とは別人の信頼のできる上司でもある。
矛盾する自分の気持ちに蓋をするように、私はタケと笑いながら夜の街を歩き一軒のお店に入った。
向かい合い綺麗に泡のたったジョッキをカチンと合わせると、タケは最初の一口を半分ほど一気に飲み干した。
「プハー、やっぱ仕事終わりの一杯は最高だよな!」
昔と変わらない笑顔に、私の心も棘が削がれるように少しだけ癒された。
「タケの好きな焼き鳥も種類が多くて迷うよね。」
「とりあえず、迷った時はコレだな。今日のオススメ3種盛り。」
2人でメニューに載っている美味しそうな写真を見ながら注文を済ませた。