最後の恋
「…どこって…家に、いるよ。」


タケにはちゃんと話せと言われたけど今はまだ頭の中で整理できていなかったからか…ホテルにいるとは言いにくくて、つい家にいると答えてしまった。


『……………』


電話の向こうにいる彼からの返事がなくて、いつもと違う様子にどうしたのかと不安になる。


「ねぇ、どうし

『どうして、そんな嘘つくんだよ。俺に言えない誰かといるからか?』


一瞬、頭が真っ白になった。


どうしてかは分からないけど、私が今は家にはいなくて誰かといた事が彼には分かっているようだった。


もしかして私が気づかなかっただけで、私を知っている誰かに見られていたのかも知れない…そう思った。
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