最後の恋
「い、ちノ瀬君…」

「ん?」


最近色々あったから緊張し過ぎて変な呼び方になったけど、今日の彼は最近よく見せていた難しい顔ではなく優しい顔をしていた。


「えっと…ゴメンね。私が彼女達にクラスメイトだと説明したばかりに、巻き込む形になっちゃって。だから、ほんと私達に遠慮しないで無理なら今からでも断ってくれていいから…」


私は、申し訳なさからそう言ったのに、彼はそれを違う意味で受け取ったのか…


「無理じゃないよ。それとも…俺が行く方が迷惑だった?」


そんな風に聞くから、私は慌てて否定した。


「迷惑なんてっ…それは、絶対にないから!!」


思わず語気に力が入ってしまった。


「じゃあ問題ないよ。俺も、何気に嫌いじゃないしね夢の国。だけどあそこは男同士では中々行けない場所だし、今日は偶然会えて逆にラッキーだと思ってるから松野さんが嫌じゃなければ俺も仲間に入れてもらえると嬉しいんだけど。」
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