最後の恋
彼が来てくれたお陰で、二人乗りの乗り物も誰かがあぶれる事なくペアで乗ることができた。
みんなとは初対面になるはずの彼も、人見知りをしない性格なのかかなり打ち解けていた。
タケや、永ちゃんとも男同士それなりに話しているようだったし、私もそんな彼の様子を見て嬉しかったからいつも以上に気が緩み、つい頬までユルユルになってしまったのかもしれない。
朝から一日中はしゃいで楽しんだその後は最後の締めであるパレードを見て、私たちは夜のテーマパークを後にした。
帰りの電車はやっぱり混んでて、朝の時より酷かった。
どうにか乗り込み掴まれる場所を探したけど、持つ場所が見当たらなくて電車が動き出したその振動で私の体が隣の彼の体に倒れかかってしまった。
「い、一ノ瀬君…ゴメンねっ」
慌てて足に力を入れて踏ん張り体を起こそうともがく私に、彼は吊り革を持たない左手で私の体にそっと手を回し支えながら優しくこう言ってくれた。
「俺は大丈夫だから、松野さん捕まるところないんでしょ?そのまま俺に捕まってくれてていいから。」
遠慮がちに彼の服を掴んだままの私は、彼の体温に包まれているこの状況にドキドキが鳴り止まなかった。
みんなとは初対面になるはずの彼も、人見知りをしない性格なのかかなり打ち解けていた。
タケや、永ちゃんとも男同士それなりに話しているようだったし、私もそんな彼の様子を見て嬉しかったからいつも以上に気が緩み、つい頬までユルユルになってしまったのかもしれない。
朝から一日中はしゃいで楽しんだその後は最後の締めであるパレードを見て、私たちは夜のテーマパークを後にした。
帰りの電車はやっぱり混んでて、朝の時より酷かった。
どうにか乗り込み掴まれる場所を探したけど、持つ場所が見当たらなくて電車が動き出したその振動で私の体が隣の彼の体に倒れかかってしまった。
「い、一ノ瀬君…ゴメンねっ」
慌てて足に力を入れて踏ん張り体を起こそうともがく私に、彼は吊り革を持たない左手で私の体にそっと手を回し支えながら優しくこう言ってくれた。
「俺は大丈夫だから、松野さん捕まるところないんでしょ?そのまま俺に捕まってくれてていいから。」
遠慮がちに彼の服を掴んだままの私は、彼の体温に包まれているこの状況にドキドキが鳴り止まなかった。