幸せになってもいいですか?
「すみません、お待たせしました」
『ううん、お疲れ様』
とうとう、来てしまった
久慈くんに話さなきゃ、と
後回しにしていた
約束の時間より1時間以上過ぎたが
仕事だから仕方がない
一人で待っている間
窓から眺めるビルの灯りが綺麗で
久しぶりに見た気がした
それを眺めていたら
待ってる時間は苦ではなかった
「何か頼みました?」
『ううん、飲んでただけ』
「え?ダメじゃないですか!頼みましょう」
席に着くと、すぐにメニューを見始め
店員さんを呼ぶ久慈くん
後輩のくせに
たまにお母さんみたい注意される
そういえば
前にも注意されたな…
「カラ酒はダメですよ!ちゃんと食べてください」って…