どんな君でも、愛おしくてたまらない。



迷惑じゃないの?


でも、自分の顔の傷を自分で手当てするのは、結構難しいんだよね。



うーん……と少し悩んで、



「お、お願いします」



お言葉に甘えて、皆瀬くんに頼むことにした。



「また敬語」


「あっ」


「ははっ」



初めての会話とは思えないくらい、自然と話せてる。



この学校に来て、初めてだ。


噂のあるわたしに対して、“普通”に接してくれたクラスメイトは。



皆瀬くんは、優しいなぁ。




そして、手当てをするために、わたしと皆瀬くんは向かい合う形で近くの椅子に座った。



「じゃあ消毒するよ。ちょっとしみるかも」


「うん」



なんだか、緊張する。



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