最強少女
もし、気づけば混乱するだろう。




スッ…。




「愛弥、白龍が探してる」





すぐ俺の横を通り過ぎた快斗…。


懐かしくて、話したくて仕方がないが、
それはできない。





「翔、外に出よう」



「…あぁ」





聖に腕を引かれて外に出て、
噴水が目の前にあるベンチに腰を下ろした。





「…優樹、ここなら人いねぇし、
泣いていいんだ」



「…いや、泣きたくない」
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