最強少女


じゃあ、その人は私を庇ったせいで、
あんな怪我をしたんだな。

だから、私は記憶を取り戻せないのか。

その記憶が辛すぎて、思い出したくないと
拒否してるから…。





「優樹は、逃げてるんだな。
その記憶から。現実から」



「…そうかもな。
だから思い出せないんだ」





だから、私は弱虫なんだ。





「ちょっと〜。
せっかく海来たのに何このくっら〜い
空気!」
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