天然猫とおバカは紙一重。
やぁ、いい天気だね!
[澄side]

おはよう!!!
ボクの名前は澄み渡るの澄って書いて、きよってよむよ!

みんなすみ?って聞くけど違うんだなー。
ふふーん!ってドヤ顔しますがただいまピンチなんですよね。



本日から学校に通うことになった。
入学式は間に合わないけど新入生歓迎会には間に合いそうだから今日出たんだけど……

校門にはついてもそこからが謎で…。



キョロキョロしてみるけどやっぱり何もなくて、どうしようかと地面とお話。


「ねぇ、地面さん校舎どこか知らない??」


返事はない。


「やっぱり知らない?いくら繋がってても分からないよね」


返事は返ってこなくても気にしない


「ねぇ、やっぱり知らないかい??
ボク困ってるんだよー」


「ねぇねぇ、案内しよーか??」


「ほんとに?
でも地面さんはどうやって案内してくれるんだ?うごいちゃう?動いちゃうの??」


「ぶふぉっ!!!……っ!!ぁ、だめだー。この子あほの子だー、、ふっ、あははは」


むむ!?
阿呆だと!!!?
そなたは何奴!と思いながら声がした方を向くと可愛らしい天使さんがいた。


「地面さんは天使様??」


「ひっ……も、だめぇ…あは、あはははははは」


大声上げながら笑い転げてる天使さま

天使さまも元気だね!やっぱり天気いいからなのかな!とか思いながら笑いがおさまるのを待つ。


たぶんねー、待たないとお話できない気がする!



待ち続けて10分。
そろそろ苦しくないだろうかと、天使さまを見つめる。


「天使さま大丈夫です??」


「んー、、まぁ、少しは…落ちついたよー」


まだ少し笑ってるけお話できるようになったらしい。
案内してくれるのかと期待した目を向ける。


「??」


こてん、と訳が分からないよ?とでも言うように首を傾げる。

さらに見つめる。
キラキラしてる、気分で見つめる。


……ハッ!!


「天使さま輝いてるからボクキラキラしても意味無い!!!」

「何の話!!???」


天使さまにつっこまれてしまった。


「あの、とりあえずなんで見つめてきたのか教えてくれるー??」

「天使さまが案内してくれるんだとおもって
期待した目はキラキラしてるって聞くから!!」

「おばかなの??」

「天才なんだよ!!!!」



あ、おばかなんだね。なんてつぶやきは気の所為。

澄さんはしっかり者なんだぞ!


うっかり迷っちゃったけど。
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