モテ男の桐谷くんと地獄の罰ゲーム




失礼だと思いながらもケラケラ笑ってると、桐谷くんの携帯が鳴った。



「あっ、雪から電話だ!」


「えっ! 桑野さん!? 出て!!」



桑野さん、ナイスタイミングすぎる!


夜中の2時過ぎにかけてくるのも凄い。お構い無しだな、桑野さん!



ワクワクしてる私をジロッと見ながら、桐谷くんは電話に出た。



すると、


「こうちゃん元気ー??」


電話の声はハイテンションすぎて、桑野さんの声が丸聞こえだった。



それより、ちょ!!!



こうちゃん!!!



桐谷くんをこうちゃん呼び!!
『ククッ!!』一旦静まっていた笑いが再び発動した。



桑野さん最強すぎるでしょ!!


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