モテ男の桐谷くんと地獄の罰ゲーム






そんな私を見透かすように、『あっ、洸平ではないからね?』と笑った。



うっ………!!
バレてたのが恥ずかしくてつい、顔を背ける。




でも、桐谷くんじゃないってことは………そもそもどういう人が好きなんだろう?? と疑問に思っていると、



「私の好きな人は
男子バスケ部の部長なんだよね」



部長!?
確か男子バスケの部長は、怖そうな顔をしていた気がする。



ふわっとしか分からない部長の顔を、完全に思い出したくて、眉を寄せている私。……に関係なく雪くんは構わず話を進める。



「――で、部活が始まる前に、部長と1対1で抜けたら付き合ってもらう約束したんだよ!」



『スゴくない!?』と、
キラキラと目を輝かせる雪くん。



ス、スゴイけど。何でそんな勝負をする必要があるんだろう………



勝負事をしているのは確かに似てるけど、私達は雪くん達みたいに『罰ゲームが終わったら正式に付き合う』なんて約束はしていない………



少し未来の可能性がある雪くんが羨ましくなった。



「雪くん女子バスケ部なの?」



「ううん! 男子バスケのマネージャー!」





えええええ! まさかの男子バスケ部のマネージャー!? バスケしてるからてっきり女子バスケ部とばかり………



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