モテ男の桐谷くんと地獄の罰ゲーム
私に冷めた目を向ける桐谷くんだけど、間違ってる所はちゃんと分かりやすく教えてくれる。
本当に分かりやすいので、
「分かりやすい! 桐谷くん天才!」
と大袈裟に誉めてみるも
今度は他の人から冷めた目線を向けられた。
…………ここが図書室だって事忘れてた。
「俺んち行くぞ。お前うるさすぎ」
「えっ!? いや、ここでいいよ。声出さないから!」
「他の人から白い目で見られて、知らん振りして勉強とか。俺そんなに図太い根性してねえから」
何その、私が図太い根性してるみたいな言い方。