モテ男の桐谷くんと地獄の罰ゲーム




「さっさと立つ! 図書室では静かにしましょうね」




………くっ!! 屈辱!
軽くバカにされた感じがする!



渋々カバンを持ち
桐谷くんと一緒に図書室から出る。




ホント桐谷くん口悪いなーと
心の中で不満を爆発させていると、


「何心配してんのか知らないけど、俺お前襲うほど女に飢えてないから」



本当に腹立つな、桐谷くんめ!!


襲うほどの価値もない女に、告ってきたのは、桐谷くんでしょ~よ!!




「私と付き合う事でまた好感度上がるから、またキレイな子達と遊び放題だもんね!」




腹が煮えくり返る程イラつく為、
さすがにこれくらい言い返さなきゃ気がすまない。




「”また”連呼しすぎ。
何軽い男みたいな言い方してくれてんだよ」



「軽いでしょ! だって付き合ってもすぐ別れるじゃん!」



「それは相手に魅力を感じないだけだっての!」




――な、なにそれ!




じゃあ何でその子と付き合うの!!



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