モテ男の桐谷くんと地獄の罰ゲーム
だから私も、桐谷くんだけは大切にしたいと思った。
30分後、『着いたから出て来て!』桐谷くんのLINEを見て、家を出る。
すると、白のワゴン車が家の前に止まっていて、助手席からは『桃花ちゃん!!』と舞ちゃんが顔を出していた。
………へ!?ま、舞ちゃん!!!
嬉しくなり駆け寄ると、『相沢、こっち!』と、桐谷くんが中から開けてくれた。
頷き、運転手は誰だろうと車に乗りながらちらっと確認すると、以前バイト先でお世話になった、雪くんの叔父のクワさんだった。
『久しぶりだねー』と柔らかい笑顔を見せてくれ、ホッとし車の中を見渡す。
後ろに雪くんと部長が座っていた。
「桃花ちゃん、紹介するね!こっちが部長の――『の前に、謝れバカタレが!!』
部長はいきなり、私の目をお構いなしに雪くんの頭を叩いた。