モテ男の桐谷くんと地獄の罰ゲーム



今日を楽しみにしてたハズなのに、逆にイライラしてしまっている俺に、


「桐谷、かき氷買いに行くぞー!」


ホレホレといったように頭を撫でられ、舞と仲良くしている相沢をほっといて部長に着いていく。



「………………相沢のバカ」


ボソッと吐いた言葉が聞こえてたのか、『ハハッ』と部長に笑われた。この機にさりげなく相談してみる。


「………だって、俺ばっかじゃないですか」


「そうは思わないけどな」


「………実際、俺ばっかなんですよ。俺ばっかり好きなんです………だから不安なんです」


こんなに大切に想える人なんていなかったから、どうしたら良いのか分からなかった。


相沢と付き合えて、本当に嬉しくて幸せで。


同じくらいに恐怖も多い。
ベタベタしたら嫌われるかな、とか。そんな恐怖が邪魔をして、一歩を踏み出す邪魔をしていた。


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