モテ男の桐谷くんと地獄の罰ゲーム



「めっさダサイ事されてるって分かってるけど、俺はそれが嬉しいよ」



相沢と部長の価値観は違うと分かってはいるけれど、”嬉しい”部長がテレ臭そうに答えてくれたおかげで、どうしようもない事で悩んでた自分がちっぽけに思えた。



「そうっすよね。相沢はちゃんと自分の芯を貫くヤツだし、遠慮なんかいらないって忘れてました」



今の俺の悩みは贅沢な欲だ。


相沢がいてくれればそれで良いと思っていたのに………



かき氷を買いに向かったハズなのに、

「おい、桐谷!?」

部長の呼び掛けを無視してUターンした。



相沢に触れたくなった。


付き合う事が普通になってきた今、どうしても俺の気持ちを伝えたかった。



< 330 / 336 >

この作品をシェア

pagetop