モテ男の桐谷くんと地獄の罰ゲーム
「めっさダサイ事されてるって分かってるけど、俺はそれが嬉しいよ」
相沢と部長の価値観は違うと分かってはいるけれど、”嬉しい”部長がテレ臭そうに答えてくれたおかげで、どうしようもない事で悩んでた自分がちっぽけに思えた。
「そうっすよね。相沢はちゃんと自分の芯を貫くヤツだし、遠慮なんかいらないって忘れてました」
今の俺の悩みは贅沢な欲だ。
相沢がいてくれればそれで良いと思っていたのに………
かき氷を買いに向かったハズなのに、
「おい、桐谷!?」
部長の呼び掛けを無視してUターンした。
相沢に触れたくなった。
付き合う事が普通になってきた今、どうしても俺の気持ちを伝えたかった。