秘密の陰陽師 【壱】
「お前何者だよ?」
俺は奴に問う
《ふんっ。
お前ごときに名乗るとでも思うのか。
言っとくが葵はお前のような下級の陰陽師が触れていい奴じゃないんだよ。俺は葵を迎えに来る。そしてお前から必ず…葵を奪う。》
鋭い目で俺を睨む奴
「言ってくれんじゃねぇかよ」
俺は奴を睨み返す
《これは絶対なんだよ。
お前が何と言おうとこれは覆らねぇよ。
せえぜえ足掻けよクズ》
そういうと奴はニヤリと笑い大きな空へ飛んだ