時を超えて君想ふ

笑うしかない現実…なのか?

そんなことになる前

ボクは大会が終わり、
自宅への道のりを歩いていた

うっかりしたことに、着替えを忘れたため、
道着のままの姿は目立つ周りからの視線を浴びる中を歩く

朝は比較的人少なかったからなー
夕方は目立つなー

ジリジリと太陽が容赦無く、
ボクの体力を奪って行く
あと、道着
蒸し暑い…


最近では
地球温暖化という環境問題が話題となっている


ボクは暑いのが苦手だ
だから、地球温暖化はなんとかしなければいけない問題だと思っている

目先の利益ばかりを追求して、
真綿で首をしめるような今の世界経済はおかしいプライドや人の批判よりも実行することや考えることがあるんじゃないのかな!

そんな感じで暑さに八つ当たりしていると、
数m先にボールが道路へ転がっていった
そのボールを取ろうと子どもが道路へ飛び出す

が、そこへトラックが走って来た

危ない!

瞬間、防具を放り出し、
その子どもに向かって走り出していた

全てがスローモーションに映る

子どもが怯える顔も

トラックの運転手の慌てた表情も

周りの歩行者たちのボクを凝視する目も

はっきりと分かった

グイッと子どもを歩道に引っ張る

その勢いで、自分の身体が道路に踊り出た

運転手が慌ててかけたブレーキは間に合わない
既にトラックは目の前に迫っている

子どもの泣きそうな顔に大丈夫だよと
安心させるように笑い、

来るであろう衝撃にギュッと目を閉じ、
身を強張らせた
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