取り戻したい・・愛

✫✫送る


何かあると思ったが
「海愛、明日も学校だろ。
遅くなったから送る。」
と、言うと
「一人で帰れますよ。」
と、言うから
「だめ・・・」だと、言おうとしたら
親父から
「ダメだ。陽翔に送ってもらいなさい。」
と、言われて

海愛が俺を見て微笑みながら
「はい。」
と、言うから
旭は、赤くなり
親父は、またまた、びっくりした顔をした

だから、直ぐに
海愛を抱き締めて
「海愛。さっき、言っただろう。」
「あっ、陽翔さん、ごめんなさい。」
「いや、謝らなくともいい
俺が、嫌なだけだ。」
「うふふっ、はい。」
「旭、送ってくる。
蓮さんが戻るまでいてくれ。」
「はい。お気をつけて。
海愛さんも、お気をつけて。」
「はい、ありがとうございます。
大賀さん、早く良くなって下さい。
陽翔さんが、すごく心配してましたから。」
「ああ、ああ、ありがとう。」

俺は、海愛を連れて
病室をでた。

車に行くと
運転をしている若手の矢野に
場所を告げた。
「海愛。
こいつは、矢野だ。
俺がそばにいないときは、
旭が矢野がくるから
覚えていてほしい。」
「矢野です。宜しくお願いします」
「はい。柚木 海愛です。
  宜しくお願いします。」
「・・・・・」
「あはは、矢野。
海愛は、こちらの世界をしらない。」
「あっ、わかりました。」
「海愛、すまない。
 なれてないんだ。
   理解してくれ。」
「はい。大丈夫です。」
運転手をしているが
矢野も体格は、でかい
190センチはある。

旭みたいに、横には大きくないが。
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