取り戻したい・・愛

✫✫俺に合わなければ


「・・・・頭・」

「蓮、俺に会わなければ・・・
俺が、史華を無理矢理俺の物に
しなければ、史華は、まだ
生きていたんだろうか?

海愛は、美津に大怪我を
させられなかったのだろうか?

いじめにも合わなかったの
だろうか?

情けないな
惚れた女一人
血の繋がった娘一人
護れないなんて・・・・。」

「頭、ご自分を責めるのは止めて下さい。」
と、言ったが

頭は、しばらく
動かずに考え事をしているようだった。

蓮は、いたたまれずに
頭から離れて
入口近くの部屋で待機した。

どのくらいの時間が
たったのか、わからないが
頭から
「蓮、戻るぞ。」
と、言われて
「はい。」
と、ホテルをでて
頭と共に帰宅した。


陽翔から、海愛の話を聞いて
蓮が直ぐに動いた。

学校側と話をして
何人か、組員を交代で配置
させる。

組員の女を海愛のクラスに
何名か入れた。

海愛は、まもなく
卒業するが、
後は、病院に配属されてから
考える。
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