取り戻したい・・愛

✫✫お墓


私は、どんどん歩き
まずは、史華のお墓参りをした。

その姿を、ジーッと
陽翔君は、見ていたから
「海愛の母親の墓よ。」
と、言うと
陽翔君は、サングラスを
外して手を合わせていた。

その後姿を・・・

  海愛が、見ていた。

・・・目には、沢山の涙が・・・

    ・・・・たまって・・いた・・・


陽翔君は、顔を上げ

何か、気配を感じたのか

後を振り返った。


・・・・・‥‥‥‥海‥‥愛っ‥‥・・・・


海愛も陽翔の元へ····駆け寄り

陽翔は、それは、それは、
大事そうに海愛を抱き締めた。

「·····陽翔さんっ······陽翔さんっ
    ····ごめん·····なさいっ······」

「····愛してるっ·····お前だけ····だっ・・」

私は、その場を離れて
恩師の家に行き話をして
沢山 お礼を言った。

そして
「海翔、おいで
パパに会いに行こう。」
と、言うと
海翔は、直ぐに私に手を出した。

私は、二人のいた場所に
海翔と戻った。
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