取り戻したい・・愛

✫✫どうぞ


早速、計画を実行する。

外の護衛は、二人とも寝てしまった。

それから海愛を直ぐに連れ出した。

両親に連れてこられた海翔は、
海愛を見て
驚き・・涙を流していた。

そんな海翔に
「ママを護れる?」
と、聞くと
コクンと頷いた。

それから、私達三人は、
船に乗り込んだ。

海翔は、海愛に抱かれたまま
眠ってしまった。

海愛は、陽子と
陽子の両親に沢山
お礼とお詫びを言った。

定刻に船が、出港して
二人は、ホッと胸を撫で下ろした。

海愛は、船に乗り込むとき
携帯を海に棄てた。


『····あきっ····と···さん·····
   ···陽翔さん······

また、貴方から離れてしまう
 私を·····許して····下さい····

  本当にごめんなさい。

母のために苦しんだ
   美津さんを
    また、私のせいで
       苦しめなくない。

   どうぞ····

 今度は······
   あなたのそばに
    心から安らげる人が
       いることを祈ります。』



 海愛は、心の中で
    何度も、何度も

       陽翔に詫びていた。
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