Rewind
僕は家に帰って女王の家来から預かった黒い服に袖を通していた。
この生活になれたのはいつだっただろうか。
この国は女王様が絶対の国。
奴隷じゃなくてもそうかもしれないけど僕からすれば世界は女王様が中心に回っていて少しのちっちゃなミスをすれば僕はその世界から消えてしまう。
さっき女王が言ってた女王の好きな奴隷バトル。
僕は奴隷バトルの最終処刑人だ。
より女王に気にいられたのは最終処刑人になったのも含まれているだろう。
負けられない最終処刑人という場所まで来たのは1年前。
僕はなぜか運動神経がかなり良くて最初に出た奴隷バトルでは圧勝。でも、その時の自分の短剣が人を傷つける事を身にしみるほど体験した。
今では僕にカスリ傷をさせられる人は現れなくなった。だから、その絶対的に勝ち殺す事から周りから死神と言われるようになった。
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