これを運命と呼ぶなら聞こえはいいけれど
あとがき
 





こんにちは。最後までお付き合いいただきありがとうございます。


この話のテーマは「答えがない」でした。

好きになるのに理由はいらないとはよく言ったものですが、この言葉ってかなり奥が深いように思えます。



人が人に惹かれ、好きになる瞬間はどこなのか。私もそれなりに恋はしてきましたが、相手をいつ、どのタイミングで好きになったかと訊かれると、おそらくほとんど答えられません。よくわからないけど、なんか好きになってた。

好意はいつの間にか、無意識に抱いてる。そして目で追い、話し、関わっていくうちに相手を知る。やがて好きになっていることに気づく。

ああこの人のこういうときのこんなとこが好きなんだよな、と具体的に言えるのは、きっと自覚した後だけなのだと思います。



「好きになるのに理由はいらない」というよりは、「なんか好きになってたけど理由はわからん」の方がこの話には合っていますが…

運命なんていう大それた名前はつけなくてもいい。あえて明確な答えを出さなかった、二人の間にあるよくわからないもの。あーでもなんかそれわかる気がする、と少しでも思っていただけましたら幸いです。

(そして毎度あとがきが長くてすみません)


読んでくださったあなたへ、最大級の感謝を込めて。


2017/03/12 水瀬由仁 拝


 
< 9 / 9 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:15

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

悪魔に優しいくちづけを

総文字数/3,675

恋愛(その他)12ページ

表紙を見る
おまけのコイゴコロ

総文字数/6,755

恋愛(学園)16ページ

表紙を見る
魔法使いじゃなくても

総文字数/910

恋愛(学園)1ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop