雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》
「り、李月君…っ!」
それでも勇気を振り絞ってみる
「ん?」
いつも通り無表情だけど優しい眼差しで
李月君はこっちを向いてくれる
「あ、あの…ですね…」
「……?」
「…キスをしたいです……っ」
ううううう
いつもはこんな恥ずかしいこと言わないのに
私の言葉に李月君は目を見開く
でもそれは一瞬で
少しクスッと笑って
李月君の顔が近づいてくる
「風和から言うなんて珍しいね
止まらなくても知らないよ?」
早く三田君とのキスを忘れたい…
その一心で私は目をつむった