雨の日は君と。~先輩の香り~《続編》




美玲は柊木先輩と帰って
一人になった教室。


「風和?」

突っ伏していた顔を上げると
李月君が教室のドアに寄りかかって
いる姿があった


「帰らないの?」

「あ、帰るよ!
 ちょっと眠くて…あはは」


李月君は、勘が鋭いから
気づかれないようにしなくちゃ。

だから、私はできるだけ
普通に言った





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